Mi-Cours ミクールの名前の由来について

私たちの社名は「Mi-Cours ミクール」です。
この響きからどんなイメージを抱かれるでしょうか。

「なにかちょっとクールな感じ?」「何語かわからないけど無国籍な雰囲気?」
よく仰っていただく印象です。 どちらも正解。 
今回は、あまり人にはお話していなかった、私たちの社名の由来についてお伝えさせてください。

以前は、「中川商店」というド直球な社名でした。
約60年前に先代が立ち上げたバッグ製造の会社は、
現在は二代目である社長に引き継がれ、「現場発想でものを作ること」にこだわる点は先代から何一つ変わりません。

「中川商店」自体も、お客様から信頼いただき、馴染みのある名前でしたが、
現社長の代になったときに、ブランディングとして
「CI(コーポレートアイデンティティー)」を作ることになりました。
その時にお願いしたのが、岩永 嘉弘さん。
商品のネーミングや企業CIを数多く手がけられた方であり、
大ヒットした「からまん棒」や渋谷の文化施設「BUNKAMURA」などのネーミングも岩永さんの作品です。
実はかの「ほぼ日」を経営する糸井 重里氏の師匠とも言われています。
ある方からのご縁で繋いでくださりましたが、当時そんな著名な方に依頼できるなど思わなかったので、とてもびっくりしたとお聞きしたことがあります。

まず岩永さんは、「中川」という名前から紐といていきました。
フランス語で「真ん中」を意味する「mi」、川を意味する「cours」。
この二つの言葉を繋ぎました。シンプルですが、とても爽やかな響きになりました。
ロゴマークも作成していただきました。
ロゴ
「正円」の真ん中に、縦に流れるブルーの「川」をイメージ。
そこには、「川の流れ」 「時の流れ」など、
「ものづくりは時代の流れとともにある」といった意味を込めていただきました。

このロゴもとても気に入っていましたが、2020年に時代が大きく変わり、企業の在り方をOEMだけでなくDtoCへと舵を切ったタイミングで、思い切って刷新しました。
ロゴ

今回のロゴマークは、正円を糸に見立て、斜めに針をあしらっています。
「常に糸と針とでものづくりをしていた時代を忘れない」という、
Mi-Cours ミクールのミッションに相応しいイメージになりました。

私たちが伝えたいことを、
ミクールブランドのひとつひとつが体現するように、これからもロゴマークに恥じないものづくりを続けていこうと思っています。